レッスルエンジェルス （ グレイト ＧＲＥＡＴ ）
発売：１９９２年２月１５日 メディア：ＰＣ−９８（ＦＤ４枚組）
購入価格：４,０００円
プロテクト：なし
最終更新日 2020.01.12
−概要＆感想−
今、日本女子プロレス界に異変が起ころうとしていた。女王・パンサー理沙子を筆頭とする新日本女子プロレスに、世界Ｊｒヘビー級チャンピオンのマイティ祐希子を筆頭とする若手が対戦を要求した！そこにビューティ市ヶ谷が参戦し、三つ巴の闘いになった。そんな彼女たちを人々はプロレス界の救世主「レッスルエンジェルス」と呼ぶようになる。世界最高峰「アテナ・クラウン」（ＩＷＷＦ認定世界ヘビー級王座）を奪取すべく立ち上がった彼女たちの闘い、それは伝説の水着剥ぎデスマッチ（笑）であった・・・というストーリーの脱衣カードバトルゲーム。
雑誌記事によると、１９９０年に同社から発売された「どきどきカードリーグ」のシステムを使ったゲームであるとされている。このシステムは単にカードを場に出すだけという単純なものであるが、自キャラのステータスを鑑みながらの駆け引きや、連戦を考慮した戦略などなど、なかなかに奥が深く、盛り上がること必定である。また、技のアニメーションやキャラの性格付けなども秀逸である。私はプロレスに造詣がほとんどないが、それでも楽しめた作品であり、「打つ！飛ぶ！！投げる！！繰り出される技の攻防！！」とパッケージに銘打たれているとおり、プロレス好きな人であればそれはもう楽しめそうである。
以後、このシリーズはシステムを変えながらも２、３、スペシャルと続いていき、コンシューマーにも移植されるなど、同社の代表的な作品と呼べるものになっている。
なお、メーカーに１,０００円を送るとヒント集とおまけシナリオなどが入ったディスクを送ってくれる。
−攻略指針−
ゲームの基本スタイルは次のとおり。
・キャラクター８名のうち５人を選抜、その中から３名を選んで先鋒・中堅・大将の３連戦（＋ボス戦）する。連戦で２勝すれば次のエリアに進むことができる。
・エリアで勝てば５ポイント、負けても２ポイント入るので、そのポイントで選手のパラメーターを強化する。
・エリアで勝てば相手の技をひとつ自分のものにすることができる（ただし自分のレベル以下のもの）。
人によっていろいろな戦略が考えられるが、私がとったプレイスタイルは次のとおり。ちなみに参考文献のうち、美少女ゲーム最前線では体力と速さのパラメーターの強化を重視せよと書いていて、レッスルエンジェルスの世界では技の強化をすべしと記載されているように、必勝スタイルは無いようである（笑）
・基本的に３連戦で２勝すれば良いので、パラメーター強化は２人に絞り、２勝１敗を狙う。
・パラメーター強化は２つくらいの得意分野をまずＡにして、次に体力や速さにポイントを割り振る。ラスボス前あたりにはオールＡにしておくこと。
・ダメージを受けて連戦するとその減少分が持ち越されてしまうので、未強化のキャラで捨て勝負を挟んでエースキャラの体力回復に留意する。ちなみにＨＰの計算はＨＰ＝体力×１０＋回復×５＋２００で計算できる。
・大技で一気に削るのは快感だが、レベルが高い技は外されることも多いので、特に試合冒頭は低レベルの技である程度体力を削り、高レベルカードが場に並んだら反撃をするという手もあり。ただ、わりと好きにやっても勝てるっぽい（笑）
・極カード＆関節技の連発でギブアップを狙えることは狙えるが、返されることも多いのであまり有効ではない。ちなみに続編の「レッスルエンジェルス２」ではこの弱点が修正されているので、関節技を楽しみたい人は２で楽しもう。
−攻略資料−
【 連 戦 表 】
ステージ１ 日本
第１戦 新日本女子若手
第２戦 新日本女子若手
第３戦 ビューティ市ヶ谷
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第１戦 新日本女子若手
第２戦 ビューティ市ヶ谷
第３戦 新日本女子若手
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第１戦 ビューティ市ヶ谷
第２戦 新日本女子若手
第３戦 パンサー理沙子
最終戦 パンサー理沙子
↓
ステージ２ メキシコ
第１戦 ピンクパイレーツ
第２戦 ピンクパイレーツ
第３戦 デスピナ・リブレ
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第１戦 ピンクパイレーツ
第２戦 デスピナ・リブレ
第３戦 チョチョカラス
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第１戦 デスピナ・リブレ
第２戦 チョチョカラス
第３戦 Ｍサンド
最終戦 Ｍサンド
↓
ステージ３ アメリカ
第１戦 ミリア・メアーズ
第２戦 ダイナマイト・リン
第３戦 バニーボンバー
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第１戦 ダイナマイト・リン
第２戦 バニーボンバー
第３戦 クノイチ・マスター
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第１戦 バニーボンバー
第２戦 クノイチ・マスター
第３戦 レミー・ダダーン
最終戦 レミー・ダダーン
↓
ステージ４ 日本（タッグマッチ）
第１戦 ピンクパイレーツ／ピンクパイレーツ
準決勝 レミー・ダダーン／バニーボンバー
決勝戦 ダークスターカオス／ダイナマイト・リン
↓
ステージＦＩＮＡＬ アテナ・クライマックス
第１戦 ミリア・メアーズ
第２戦 チョチョカラス
第３戦 パンサー理沙子
第４戦 新日本女子（任意）
第５戦 ビューティ市ヶ谷
第６戦 バニーボンバー
第７戦 ダークスターカオス
↓
ＩＷＷＦ認定世界ヘビー級選手権 ダークスターカオス
【 技 一 覧 】（数字は難易度／ダメージ）
【 投 げ 技 】
ボディスラム ２／２６ （※この技はほとんど決まる）
フロントスープレックス ４／３６
バックドロップ１ ５／４８
ブレンバスター１ ５／４６
バックドロップ２ ６／５２
ブレンバスター２ ６／５０
バックドロップ３ ７／５６
キャプチュード ７／５４
ジャーマンスープレックス ８／６０
【 関節技 】
スリーパーホールド１ ２／２２
スリーパーホールド２ ３／２６
脇固め ３／１５（腕）
腕ひしぎ逆十字 ５／２５（腕）
コブラツイスト１ ５／２８
アキレス腱固め ６／３０（脚）
コブラツイスト２ ７／３６
サソリ固め１ ７／２２（体）：２０（脚）
サソリ固め２ ８／２６（体）：２５（脚）
【 打撃技 】
エルボーパット ２／１８
掌底 ３／２０
ラリアート１ ４／３６
ラリアート２ ５／４２
ＤＤＴ ５／４８
ラリアート３ ７／５０
パイルドライバー１ ７／５６
パワーボム ８／５８
パイルドライバー２ ９／６２
【 飛び技 】
ローリングソバット ２／２０
ドロップキック ２／２２
ジャンピングニーアタック ３／２４
ジャンピングニーパット ４／２８
延髄斬り１ ５／３６
延髄斬り２ ６／４０
ムーンサルトプレス ７／５０
ブランチャー１ ８／６０
ブランチャー２ ９／７０
【 その他 】
スモールパッケージホールド ５／１８
ローリングクラッチホールド ７／２０
鉄柱攻撃 ３／３６
凶器攻撃１ ３／２８ （※凶器攻撃は敵のみ可能）
凶器攻撃２ ４／３２
凶器攻撃３ ５／３６
間合いを取る ３／−
イス攻撃 ２／３０
（参考文献）
・美少女ゲーム最前線 パート７ （辰巳出版／１９９２年）
・愛蔵版 レッスルエンジェルスの世界 （オデッセウス／１９９５年）
（ゲーム評価）
・シナリオ：Ｂ ＣＧ／音楽：Ｂ システム：Ｂ 総合評価：Ｂ
レッスルエンジェルス２ トップイベンダー （ グレイト ＧＲＥＡＴ ）
発売：１９９２年 メディア：ＰＣ−９８（ＦＤ５枚組）
最終更新日 2019.02.10
−概要＆感想−
前作から５年の歳月が流れ、その間、パンサー理沙子の引退などの出来事があった。そんな中、新たに２人の新人がエースを目指そうとする・・・というストーリーのアドベンチャー＋カードゲーム。
今回は「武藤めぐみ」「結城千種」という２人の新人レスラーのどちらかを選択して興行を重ねて頂点を目指すというシナリオになっており、育成の要素が増加している。また。前作と同じカードバトル形式であるが、登場人物が前作の２１名から２７名に増えたほか、防御パラメーターや評価ポイント制、リング内でのポジショニングの概念が導入されたり、関節技が決まりやすくなったりと、前作の取っつきやすさが若干低下したものの、より実態？に即したシステムに進化していて、ゲームとしての完成度はとても高い。
技のＣＧの視点がよりエッチっぽくなっているのも高く評価したいが、肝心？の水着剥ぎシーンが淡泊なので、ここももう少し色っぽくして欲しかったと思うのは我ながら業が深い（笑）
−攻略指針−
【 シナリオの進め方について 】
今回は２人のうちどちらかを選んで全６ステージのシナリオを進めていく。途中にいくつか選択肢があり分岐するように見えるが、サブイベントが起きるかどうかだけでストーリーそのものは一本なので、イベントが発生するほうの選択肢を選んでいけば良い。
【 育成の方針について 】
まず、ボーナスポイントで自分の得意分野のパラメーターをＡまで上げ、この分野の難易度の高い技をひとつ取得して、これを必殺技に登録することを手始めにする。あとは平均的にパラメーターを上げていくようにする。レベルの高い技は最初のうちは相手に返されて失敗するパターンが多いため、他の新技を覚えるのは後回しにして、攻撃＆防御パラメーター上げを優先する。体力と筋力にもパラメータを割り振るようにすること。
【 攻撃について 】
前作と同様、相手のダメージが少ないうちはレベルの低い技でＨＰを削り、ダメージが増えてきてからレベルの高い技を仕掛ける。ロープ際で関節技を掛けるとすぐに逃げられるのでポジション位置も確認しながら戦うことが必要である。
【 シナリオ進行表 】
【 ＳＴＡＧＥ １ 】
数シリーズ対戦
評価ポイント６５０以上で最終戦
アニービーチ戦
＜＜メキシコ遠征に行くかどうかの選択＞＞
※ここでポイントを稼げるので遠征したほうが吉
※日本に残るとそのままステージ２へ
メキシコで２シリーズ
チョチョカラス戦
メキシコ遠征から帰還
市ヶ谷新団体（ＪＷＩ）発足
【 ＳＴＡＧＥ ２ 別離 】
＜＜親日女に残るかＪＷＩに行くかどうかの選択＞＞
※どちらに行っても同じシナリオに戻る
数シリーズ対戦
評価ポイント８２０以上で最終戦
新日女を選んだ場合：菊池理宇 戦
ＪＷＩを選んだ場合：小川ひかる 戦
ＪＷＩが崩壊して新日女に戻る
数ステージ対戦
評価ポイント９７０以上で最終戦
選ばなかったヒロイン（武藤ＯＲ結城）と対戦
最終戦（イリミネーションマッチ）
特別興行（市ヶ谷が引退する）
※ここは５人勝ち抜き戦。前座で相手の体力をいかに削っておくかがポイント
＜＜（申し出を断る→とことん戦う）ワンナイトマッチに出るか（新女のメンバーに加わる→）アメリカ遠征か＞＞
ワンナイトマッチを選ぶと１戦する（この雰囲気は割とドラマチックなのでこっちのルートが吉）
アメリカ遠征を選ぶとそのまま次のステージへ
【 ＳＴＡＧＥ ４ 未知なる大地 】
アメリカ遠征
数ステージ対戦
評価ポイント１０４０以上で２択へ
＜＜ザ・ＵＳＡからタッグ結成の依頼を受けるかどうか＞＞
Ａ チームを組むとＵＳタッグ王座挑戦の後、帰国命令が出る
Ｂ チームを組まないと、再度要請の依頼があり、この要請を受けるとＵＳタッグ王座挑戦の後、帰国命令が出る。再度要請も断ると１戦した後で帰国命令が出る
帰国命令を受ける
【 ＳＴＡＧＥ ５ チャンピオンロード 】
１シリーズ対戦（ボンバー来島戦）
世界タッグ王座挑戦（スナイパー姉妹戦）
評価ポイントが１１１０以上
世界ヘビー級王座挑戦（マイティ祐希子戦）
【 ＳＴＡＧＥ ６ トップイベンター 】
世界ヘビー級王座防衛シリーズ
２回対戦する
世界戦（ジェナ・メガライト戦）
新パートナー登場
世界タッグ戦に勝利する
エンディング
【 技一覧表 】（数字は難易度／ダメージ）
【 投 げ 技 】
ボディスラム １／２０
フロントスープレックス ３／２６
ブレンバスター ３／３３
バックドロップ ４／４８
裏投げ ５／５４
キャプチュード ６／５８
バックドロップホールド ７／７５
ジャーマンスープレックス ８／８０
Ｊ・Ｏ・サイクロン ９／８５
ボディスラム（場外） １／３５
【 関 節 技 】
フェイスロック １／１８（体）
脇固め ３／２０（腕）
四の字固め ３／２２（脚）
腕ひしぎ逆十字固め ５／３０（腕）
コブラツイスト ５／２０（体）、１８（腕）
アキレス腱固め ６／３０（脚）
サソリ固め ６／２８（体）、２０（脚）
フェイスロック（強） ７／４０（体）
ＳＴＦ ７／３５（体）、２５（脚）
フェイスロック（場外） ２／２２（体）
【 打 撃 技 】
エルボーバット １／１６ （※流血確率あり）
ローキック ２／１１（脚）
ラリアート ３／３２
キチンシンク ４／４０
ＤＤＴ ５／５２
ラリアート（強） ６／６０
パワースラム ６／６２
パイルドライバー ７／７５
パワーボム ７／７５
イス攻撃（場外） ３／５０ （※流血確率あり）
【 飛 び 技 】
ドロップキック １／１８
ローリングバット ２／２２
ドロップキック（強） ３／２８
ジャンピングニーパット ３／３１
延髄斬り ５／５０
フライングニールキック ６／６２ （※流血確率あり）
ミサイルキック ６／７０
フランケンシュタイナー ８／８０ （※流血確率あり）
ムーンサルトプレス ８／９０
ブランチャー（場外） ５／６０ （※流血確率あり）
【 そ の 他 】
間合いを取る １／−
挑発 ２／−
凶器攻撃１ ３／３８ （※流血確率あり）
スモール・Ｐ・ホールド ４／１０
凶器攻撃２ ４／４９ （※流血確率あり）
逆さ抑え込み ６／１０
凶器攻撃３ ６／６７ （※流血確率あり）
ローリング・Ｃ・ホールド ７／２０
回復 ５／（−７０）
鉄柱攻撃（場外） ４／４５ （※流血確率あり）
（参考文献）
・美少女パソコンゲーム大研究４ （三和出版／１９９３年）
・美少女ゲーム最前線 パート１０ （辰巳出版／１９９３年）
・愛蔵版 レッスルエンジェルスの世界 （オデッセウス／１９９５年）
（ゲーム評価）
・シナリオ：Ｂ ＣＧ／音楽：Ｂ システム：Ａ 総合評価：Ｂ
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