Ｖ.Ｒ.デート　五月倶楽部　（　デザイア　／　エクセエレンツ　）

発売：１９９５年８月　メディア：ＰＣ−９８（ＦＤ３枚組）
購入価格：３，０００円
プロテクト：なし
最終更新日 2018.09.05

−概要＆感想−
　主人公は大手企業の就職内定が決まった大学生。大学生活最後の春休み中、暇をもてあました彼は社会人としての仕事が始まる４月までに彼女を見つけようと、とあるデートクラブへ入会した。そのクラブ「五月倶楽部」…すなわち「メイ・クラブ」は、仮想世界（バーチャルスペース）を賃貸していて、主人公らが住んでいる街とそっくりに作られていて、会員は電子情報体となってその仮想世界にアクセスできるという仕組みになっていた。その仮想世界で彼は様々な女の子にアタックを掛けていく・・・というナンパアドベンチャーゲーム。

　ストーリーそのものはありがちな内容であるが、とにかくキャラの表情が豊かな上、キャラの性格付けがキチンとなされているので、非常に楽しくプレイできる良作。ＭＩＤＩの音楽も秀逸である点も見逃せない。強いて不満な点をあげれば、ゲーム後半でしか登場しないキャラが多いので、序盤が退屈なことが残念である。ゲームはつかみの１０分が重要なので、なるべく早いうちにキャラを出して雰囲気を盛り上げた方がより良かったと思われる。

　なお、ゲームの攻略の参考にしたＥ−Ｌｏｇｉｎ（アスキー）には、ソフトハウスより提供された女の子のプロフィールが掲載されている。美里やきららの年齢が？？になっているところや、速水浩美の趣味が刺しゅう、料理、編み物だという点がなんともはや・・・（笑）

　ちなみにこのゲームの続編が「Ｖ.Ｒ.デート　五月倶楽部２」としてＷｉｎ９５版でリリースされているが、ＣＧが全くの別物になっていて、陰影が好みではなく、シナリオもストーリー仕立てっぽくなっているようなので、未購入である。

−詳細攻略−
　基本的に狙ったキャラをチャート通りにフラグを立てればクリアできるが、キャラクターによってはイベントがバッティングするので、あまり多面待ちをするとタイムアウトの可能性が高まるためほどほどにすべし。注意する点としては、「三田沼　一美」を攻略するときは平行して「速水　浩美」を攻略する必要があることと、「光沢　美琴」は他の女の子とＨなことをすると（未遂含む）クリア不可になるので、できれば単独で攻略した方が良いことの２点を指摘しておきたい。

　なお、私は「篠原秋穂」「西倉圭子」の同時攻略、「浅香きらら」「菅原鈴」「西久保理恵子」「新井美里」の同時攻略、「三田沼一美」「速水浩美」の同時攻略、「光沢美琴」の４パターンで攻略した。

【　新井　美里　】
２／２０　駅前で３／０８に会う約束
３／０８　駅前「しばらく待つ」「もうしばらく待ってみる」
３／１０　駅前「さとみを追いかける」「畜生と呼ばれても」→Ｈシーン
３／１１　強制イベント「美里が好き」→Ｈシーン→エンディング＃１

【　浅香　きらら　】
２／１６　繁華街「可愛い名前だと思うよ」
２／２１　駅前「いや、嫌いではないけれど」
２／２７　繁華街で周囲を何度か見渡していると「路地裏」のコマンドが出てくる「次はいつ会えるだろう？」
３／０２　住宅街「聞き耳を立てる」「助け船を出す」「高校生でもいいかな」→３／９に駅前で待ち合わせ
３／０９　駅前で他の女の子に声を掛けていると会える→３／１８に待ち合わせ
３／１８　ホテル前「天真爛漫」→Ｈシーン
３／２２　ホテル前「あたりまえ」→３／２９に待ち合わせ
３／２６　現実世界「おでこにキス」→Ｈシーン無し→エンディング＃２（Ｂ）
　　　　　　　　　「唇にキス」→Ｈシーン→エンディング＃２（Ａ）

【　篠原　秋穂　】
※彼女は火曜日・木曜日・土曜日の夜に駅前にいる
２／１６　駅前「訳があるに違いない」
２／１８　駅前「声を掛ける」
３／０２　駅前「それでも話し掛ける」「好きに決まっている」×３回で３／１１のデートの約束
（３／９までにデートの約束を取り付けないとダメ）
３／１２　駅前で逢った後Ｈシーン
３／１３　駅前「話を聞く」
４／０１　エンディング＃３

【　菅原　鈴　】
２／１８　繁華街（質問は一回ずつ選択する）
２／１９　繁華街「とりあえず追いかける」
３／０４　繁華街「鈴を捜してみよう」→ホテル街
３／０５　繁華街「当然だよ！」「つきあえる！」
３／１１　繁華街→路地裏でＨシーン「俺は鈴のことが」
　　　　　→現実世界でＨ→「いや、このまま」→エンディング＃４Ａ
　　　　　　　　　　　　　「うん」→エンディング＃４Ｂ

【　西倉　圭子　】
※彼女は平日の昼間に繁華街と駅前に交互に現れる
２／１６　繁華街「待ってみる」
２／２０　繁華街「おどかす」
２／２１　駅前に行くと美里と会う（このフラグをつぶさないと圭子に会えない）
２／２３　繁華街「声を掛ける」
２／２７　繁華街「そう言うんだったら」→３／０１に駅前で会い→Ｈシーン→バットエンド
　　　　　　　　「お節介かもしれないけど」でプレイ続行
３／０１　駅前「付き人じゃなくて」→Ｈシーン→ハッピーエンド＃５
　　　　　　　「就職も決まって」→バットエンド

【　速水　浩美　】
３／１５　駅前「とりあえずナンパ」
３／１９　ホテル街
（菅原鈴のフラグとバッティングするので、彼女と同時攻略の場合は彼女のフラグを３／１８の昼に潰しておく）
３／２１　路地裏「今は聞かないでおく」→Ｈシーンその１
３／２３　路地裏「ホテルにＧＯＧＯ！」Ｈシーンその２
（三田沼一美を攻略している時はＨシーン後彼女の事を聞くことができる）
３／２７　駅前→Ｈシーンその３
３／３１　現実世界（エンディング＃６）

【　光沢　美琴　】
３／２２　路地裏「もちろんもっていない」「根気よく」
３／２３　住宅街（３／２４の約束をする）
３／２４　現実世界→Ｈシーン→エンディング＃７

【　西久保　理恵子　】
３／０６　繁華街「別に・・・」
３／０８　繁華街「なんとなく待つ」→受付に行く→「この際だから」→Ｈシーン未遂
３／１１　繁華街「話し合いにつきあう」
３／１２　現実世界→Ｈシーン→「暮らす」→エンディング＃８
　　　　　　　　　　　　　　→「暮らさない」→バットエンド

【　三田沼　一美　】
３／０３　路地裏「協力する」
（この後１週間は会えないので、３／０２に会った場合は３／０９日になる）
３／１０　路地裏→Ｈシーン
（ここで浩美を攻略して、３／２３のＨシーン後に彼女の居場所を聞き出す）
３／２３　住宅街（現実世界で約束）
３／２４　現実世界→Ｈシーン→エンディング＃９

キャラチャート表

日時浅香きらら菅原鈴西久保理恵子新井美里三田沼一美光沢美琴速水浩美篠原秋穂西倉圭子
2月16日繁華街
　　繁華街
　　駅前　
2月17日　　　
　　　駅前
　　　　
2月18日　　　
　　繁華街　　
　　　駅前　
2月19日繁華街　　　
　　繁華街　　
　　　　　
2月20日　　駅前　　
　　　　　繁華街
　　　　　　
2月21日駅前　　　　
　　　　　※駅前
　　　　駅前　
2月22日　　　　　
　　　　　駅前
　　　　　　
2月23日　　　　　
　　　　　繁華街
　　　　駅前　
2月24日　　　　　
　　　　　駅前
　　　　　　
2月25日　　　　　　　
　　繁華街　　　
　　　　　　
2月26日　　　　　
　　繁華街　　　
　　　　　　
2月27日路地裏　　　　
　　　　　繁華街
　　　駅前　　　　
2月28日　　　　　　
　　　　　　駅前
　　　ホテル街　駅前　
3月1日　　　　　　
　　　　　　駅前
　　　　　路地裏　
3月2日　　　　　　
　　　　　　　
　住宅街　　　路地裏駅前
3月3日　　　　　　
　　　　　　　
　　　　　路地裏(予備日）　
3月4日　　　　　　
　　繁華街　　　　
　　　　　　　
3月5日駅前　　　　　　
　　繁華街　　　　
　　　　　　　
3月6日　　　　　　
　　　　　　　
　　　繁華街　　　
3月7日　　　　　　
　　　　　　　
　　　路地裏　　駅前（予備日）
3月8日　　　　　　
　　　　駅前　　
　　　繁華街　　　
3月9日　　　　　　
　　　　　　　
　駅前　　　路地裏駅前（予備日）
3月10日　　　駅前　　
　　　　駅前　　
　　　　　路地裏(予備日）　
3月11日住宅街　　（現実世界）　　
　　繁華街　　　
　　繁華街　駅前
3月12日　　　　
　　（現実世界）　　
　　　駅前
3月13日　　　
　　　　
　　　駅前
3月14日　　
　　　
　　　
3月15日　　繁華街
　　　住宅街
　　　　駅前駅前
3月16日　　路地裏　
　　　ホテル街　
　　　　　
3月17日　　繁華街住宅街
　　　　　
　　　駅前　
3月18日ホテル街　　　
　　　　　
　　　　　
3月19日　　　　
　　　　ホテル街
　　　　　
3月20日　　路地裏　
　　　ホテル街　
　　　　　
3月21日　　繁華街　
　　　住宅街路地裏
　　　駅前　
3月22日ホテル街　路地裏　
　　　ホテル街　
　　　　　
3月23日　　繁華街　
　　　住宅街路地裏
　　住宅街駅前　
3月24日　（現実世界）（現実世界）　
　　　
　　　
3月25日　住宅街
　　　
　　　
3月26日　　
　　　
　（現実世界）　
3月27日　
　駅前
　　
3月28日　
　　
　　
3月29日住宅街
　　
　　
3月30日　
　　
　　
3月31日（現実世界）
　
　
4月1日（現実世界）

（参考文献）
・Ｅ−Ｌｏｇｉｎ１９９５年１２月号　（株式会社アスペクト／１９９５年）
・Ｅ−Ｌｏｇｉｎ１９９６年０１月号　（株式会社アスペクト／１９９６年）
・Ｅ−Ｌｏｇｉｎ１９９６年０２月号　（株式会社アスペクト／１９９６年）
・ＢＵＧＢＵＧ１９９５年１２月号　（マガジン・マガジン／１９９５年）
・攻略王　（株式会社オデッセウス／１９９６年）

（ゲーム評価）
・シナリオ：Ａ　ＣＧ／音楽：Ｂ　システム：Ｃ　総合評価：Ｂ


夕霧　〜人形師の遺産〜　（　Ｄｅｓｉｒｅ　デザイアー　）

発売：１９９６年８月２４日　メディア：ＰＣ９８（ＦＤ３枚組）／Ｗｉｎｄｏｗｓ９５（ＣＤ−ＲＯＭ）
購入価格：３，０００円
プロテクト：なし
最終更新日 2018.09.05

−概要＆感想−
　　主人公「恭平」は大学生。夏休みを利用して両親と一緒に両親の故郷である田舎を訪れていた。しかし、試験のため彼だけが一足先に帰ることとなり、駅へ向かっている途中、夕立に遭ってしまう。雨宿りのため、古い屋敷の入り口でただずんでいると、和服を着た美しい女性に屋敷内へと誘われる。雨が止まないため、屋敷に泊まるよう誘われた彼は・・・というストーリーの館ものマルチエンディングアドベンチャーゲーム。

　モノトーンの実写風の背景と華やかな彩色の女性キャラが非常にミスマッチで、不気味な雰囲気をより際だたせている。シナリオもまとまってはいるが、ここ一番のインパクトに欠けるので、ゲーム全体としては小粒という感が否めない。主人公を館に引き込む理由がイマイチ不明瞭なので、ラストで彼女らの態度が豹変するシーンが盛り上がらないのが原因の一つではなかろうか。キャラそのものは素晴らしく、結衣も可愛いが、やはり初音の落ち着いた雰囲気が非常に好み。主人公の下心に気がついて何気なく誘うシーンが実によろしい（笑）　音楽はＭＩＤＩ対応で、和風で寂寥感がある曲調が多くゲームの雰囲気にあっていてこれまたとてもよろしい。特にオープニングの「懐古」が秀逸。「夢幻夜想曲」とかもそうであるが、デザイアー／エクセレントのゲームはＢＧＭの作りが非常にしっかりとしていて聞き応えがある。

　システム的にはセーブ箇所が５つしかないので運用が結構むずかしい。ただし、この手のゲームには珍しく、読み返し（＝前の選択肢に戻る）機能が実装されているのでこれを活用すれば楽。なお、本編のゲームとは別に紙芝居モード（Ｗｉｎｄｏｗｓ版にあり。ＤＯＳ版はタイトル画面のまましばらく放置すればこのモードになるらしい）があり、本編と少し異なる設定でのストーリーとなる。また、本編で出てこなかったＣＧがいくつかあるので、ＣＧをすべて埋めようとする場合はこちらのパターンもプレイする必要がある。シーン回想モードが無いのがとても残念！である。

−攻略−
　このゲームは２９個の三択で構成されており、エンディングは屋敷から辛くも脱出するハッピー？エンドが２つと、いくつかのバットエンドがある。好感度などのパラメーターは無いので、選択肢をすべて潰していけばクリアできる。ちなみに、各選択の一番上を選ぶと途中の選択肢を１つも飛ばさずに最後まで進むので、初回プレイではとりあえず「全部一番上を選ぶ」を行ない、途中のエッチシーンやエンディングをセーブ＆ロードで回収する。一度選択した選択肢は青く変わり、エンディングに向かう選択肢は赤く変化するので攻略の手がかりとなる。下記に示す攻略はＷｉｎｄｏｗｓ版であるが、ＤＯＳ版も同様と思われる。

　なお、エッチシーンは（１０）の選択肢になってから始まるので、それシーン目当ての場合、選択１〜１０の間は選択肢潰しを行う必要はない。選択肢１０の手前でセーブして、そこから繰り返してプレイすれば十分である。選択５にエンディングがあるので、見るべきところはここだけ。

【　スタート　】
（１）
仕方ないな　　　　→　２
このまま駅まで　　→　３
どうせ通り雨さ　　→　５

（２）
このまま走って　→　３
どうしよう　　→　６
山の天気は　　→　４

（３）
こうなったら　→　４
あつかましかった　→　５
あきらめた　→　６

（４）
本気で怖かった　→　５
おどけて笑って　→　５
これだから女性は　→　６

（５）
まあ、古い家みたい　→　６
何が書いて　→　６
どんな奴がいても　→　【　屋敷に入るのを躊躇うＥＮＤ　】

（６）　＜＜＜＜この選択肢は必ず通過するのでセーブポイントとして活用できる＞＞＞＞
（そうだ、傘を借りよう）　→　７
（怖いと思うから）　→　８
（きっとオオカミに）　→　１０

（７）
雨が止んだら帰る　→　８
やっぱり帰るよ　→　１１
ええい、まだまだ我慢だ　→　９

（８）
家の人だとか　→　９
へえ、本当に古い家　→　１０
部屋って、どこに　→　１１

（９）
寝物語に理由を　→　１０
あ、俺、やっぱり帰る　→　１０
よ、よろしく　→　１１

（１０）
一人で着替えられるから　→　１１
濡れた服を脱ぎはじめた　→　初音Ｈ　→　１１
こ、このままでは理性が　→　初音Ｈ　→　　【　体を何者かに乗っ取られてしまうＥＮＤ　】

（１１）　＜＜この選択肢は必ず通過するのでセーブポイントとして活用できる＞＞
お仕置きしなきゃ　→　結衣Ｈ　→　１２
そうだな、何だった　→　結衣Ｈ　→　１３
「うーーーむ」　→　１５

（１２）
結衣のお尻を　→　結衣Ｈ　→　１３
結衣の足を　→　結衣Ｈ　→　１７
結衣は裸のまま　→　結衣Ｈ　→　１４

（１３）
二人だけの秘密　→　１４
話を元に　→　１５
まだ足りない　→　１６

（１４）
まずは初音を探して　→　１５
まずは結衣を探して　→　１５
屋敷をウロウロ　→　１６

（１５）
「そういえば・・・」　→　１６
「とりあえず・・・」　→　１６
（もしかして・・・）　→　【　屋敷の秘密に気がついたが遅かったＥＮＤ　】

（１６）
だったら一緒に　→　結衣Ｈ　→　１７
君は屋敷に戻りなさい　→　１８
ブレーカの場所を　→　初音Ｈ　→　２０

（１７）
初音さんを探す　→　１８
屋敷を探って　→　２１
俺一人で帰って　→　初音Ｈ　→　１９

（１８）
夜はまだ長い　→　初音Ｈ　→　１９
俺と一緒に離れに　→　初音Ｈ　→　２０
ふ、二人っきりで　→　２１

（１９）
まだまだ気が早い　→　初音Ｈ　→　２０
どうせなら口で　→　初音Ｈ　→　２０
はぁはぁはぁ・・・　→　初音Ｈ　→　２１

（２０）
お風呂、貸して　→　２１
何か拭くものは　→　２１
（ゴクリ・・・）　→　初音Ｈ　→　【　初音に取り込まれるＥＮＤ　】

（２１）
俺と一緒に　→　２２
屋敷をうろついて　→　結衣Ｈ　→　２３
それじゃあ待ってる　→　２５

（２２）
仕方ないな、だったら　→　２３
奥までちゃんと　→　２６
いやよいやよも　→　２４

（２３）
正面に行って　→　２４
右に進んで　→　２５
襖を開けて　→　２６

（２４）
大声を上げて　→　２５
金縛りに　→　２５
幻にきまってる　→　結衣　→　２６

（２５）
何をしに来た　→　結衣Ｈ　→　２６
こ、来ないでくれっ　→　結衣Ｈ　→　２６
「お前、本当は・・・」　→　【　入れ物にされてしまうＥＮＤ　】

（２６）
「や、やめろっ」　→　２７
「ゆ、結衣・・・」　→　結衣Ｈ　→　２８
「そこに寝ろよ・・・」　→　結衣Ｈ　→　【　結衣に取り込まれるＥＮＤ　】

（２７）
「な、何かないのか」　→　２８
「く、来るなっ」　→　【　もう少し待ってあげるＥＮＤ　】
「結衣・・・」　→　２９

（２８）
「どうすればいいんだ」　→　２９
「こんな木の板ぐらい」　→　【　とりつかれてしまったＥＮＤ　】
「板を外すには・・・」　→　【　あの２人を可哀想に感じたＥＮＤ　】

（２９）
「ここまで来れば・・・」　→　【　初音が助けるＥＮＤ　】
「本当に長かった」　→　【　ライターがなくなったＥＮＤ　】
「まさか、この夜道も・・・」　→　【　屋敷に囚われるＥＮＤ　】

（参考文献）
・攻略王３　（１９９７年／オデッセウス）
・ＰＣエンジェル　１９９６年１１月号（オデッセウス）

（ゲーム評価）
・シナリオ：Ｃ　ＣＧ／音楽：Ｂ　システム：Ｃ　総合評価：Ｂ


せいんと☆だいありぃ　〜聖ちゃんの日記〜　（　アプリコット／デザイアー／エクセレンツ　）

発売：１９９６年１１月２２日　メディア：ＰＣ−９８（ＦＤ６枚組／ＨＤＤ専用）
購入価格：１，０００円
プロテクト：なし
最終更新日 2018.09.05
せいんと☆だいありぃ せいんと☆だいありぃ

−概要＆感想−
　主人公は友人「椎名　高志」とたまたま立ち寄った喫茶店にいたウェイトレスの女の子「白雪　聖」ちゃんに一目惚れしてしまう。主人公は彼女とお近づきになるべく、喫茶店に通っていると、ある日、喫茶店に強盗が入り、彼女が縛られている所に出くわしてしまう。強盗を撃退？して、彼女とコンタクトを取るきっかけを得た主人公は、次に彼女をデートに誘うのだった・・・というストーリーのほぼ一本道アドベンチャーゲーム。

　幼稚園の頃から１２年間もミッション系の寄宿舎生活を送っていた初々しい彼女の反応と、きゃろらいん＝ようこ先生の可愛いＣＧがマッチして実に可愛いゲームに仕上がっている。特に、純真で優しそうな彼女と、最後のエッチシーンの積極さのギャップが特に素晴らしい（笑）　表情のＣＧが非常に充実していて、ころころと変わる彼女の表情を見るだけでも楽しい。また、ラフな格好で電話を掛けてくる彼女や、主人公に会いに来るため、待ち合わせ場所に急いでやってくる彼女の姿など、比較的短いストーリーながら、随所に「萌え」のポイントがちりばめられており、妖しげなストーリーが多いこの美少女ゲーム界で、一服の清涼剤のようなゲームである（笑）

　ゲームはオーソドックスなアドベンチャーゲームであるが、選択肢に制限時間が付いているところが余計。また、選択肢でないとセーブできないのも残念な仕様。エンディングで、彼女の視点から見たモノローグ（＝日記）が流れるシステムは悶絶もので、この点は高評価したいところ。むしろこのモノローグをＣＧモードにするべきだったと思う。

−攻略概要−
　途中の選択肢やデート先の選び方でストーリーに若干の変化が生じるが（パブに行けたり行けなかったり）、基本的には一本道のゲームであり、あまり気にしないでゲームをプレイ可能（と思われる）。

（参考文献）
・なし

（ゲーム評価）
・シナリオ：Ｃ　ＣＧ／音楽：Ｂ　システム：Ｃ　総合評価：Ｂ


夢幻夜想曲　（　アプリコット／デザイアー／エクセレンツ　）

発売：１９９５年４月　メディア：ＰＣ−９８（ＦＤ４枚組）
購入価格：４，０００円
プロテクト：なし
最終更新日 2020.11.01
夢幻夜想曲 夢幻夜想曲 夢幻夜想曲

−概要＆感想−
　夏休みを利用して自分を見つめ直すという計画を立てた主人公。旅の途中で嵐に遭い意識を失ってしまう。目覚めた時、なぜか女性と部屋にいることに気づく。彼女に問うたところ、自分は館の管理人だという。この館にはほかにも女の子が何人も居て、主人公はヒロイン達と会話を重ねていくうち、彼女たちが持つ重い心の傷に気づくのであった・・・というストーリーのアドベンチャーゲーム。

　それぞれ心の傷を負っているヒロインに寄り添い、救い出していくシナリオが秀逸である。章の区切りで出てくるフレーズがとてもおしゃれで、ＭＩＤＩの音楽も「夜想曲」の名を冠するだけあってとってもキレイな旋律であるなど、デザイア（シーズウェア）と並び、この年（１９９５年）に発売されたゲームの代表作と呼んで良い名作である。ラストで連れ出せるのが一人だけというのは何とも歯がゆいが、ハーレムエンドはこのシナリオにそぐわない（笑）ので致し方ないか。
　なお、Ｗｉｎｄｏｗｓ９５でリニューアルされた版では音声付きになっている。

−詳細攻略−
　複数のヒロインが登場するが、全員を攻略した後に最後で１人を選ぶというシナリオになっているので、実質は一本道である。屋敷の中をぐるぐる回ってフラグを立てる。

スタート
書斎
深紗緒の部屋（摩耶）
摩耶の部屋（草山） 玄関ホール　（女主人）
１Ｆバスルーム　（美和子）
門　木の枝が飛んでくる
井戸　水を飲む
玄関ホール
すべての場所を見る・調べる
自室　女主人公が入り口にいる
食堂　→　草山の部屋　→　井戸
書斎　（雪菜）　調べる
倉　笑い声が聞こえる
裏庭　（沙里）
１Ｆ　摩耶の部屋前
１Ｆ　美和子の部屋（美和子）
自室で寝る
書斎　調べる　アンデルセンの本　→　亜璃沙
玄関ホール　（摩耶）男が優秀？「思わない」
食堂　（美和子）館の話
食堂　（草山）二日酔いで調子が悪い
草山の部屋　美和子が綺麗に掃除
テラス　靴の跡
門　（深紗緒）木から見下ろされる
テラス　（摩耶）
倉　鍵が掛かっている
地下室
玄関ホール　（摩耶）
２Ｆ客室でフランス人形を調べる
門　（女主人公）扉が開かない
テラス　（雪菜）おびえている
屋敷内を回ってから倉に行くと辺りが暗くなって声がする
玄関ホール（摩耶）→　食堂で食事
地下室　（美和子）泣いている
２Ｆ草山の部屋　（草山）二日酔いから復活
２Ｆ深紗緒の部屋　深紗緒が出てくる
２Ｆ草山の部屋　（亜璃沙、美和子）
門　（女主人公）
倉　声が聞こえなくなる
裏庭　（沙里）
井戸

【　摩耶　】
門　（深紗緒）出られない　→　テラス（摩耶、草山）
草山の部屋　（摩耶）どこかの鍵をもらう
　→　２Ｆの階段　→　時計台の中　摩耶が足を負傷
摩耶とＨシーン未遂
草山の部屋　（摩耶）気まずい
玄関ホール　草山に摩耶が襲われている
玄関ホール　ヨロイが無くなっている
　→　ヨロイに襲われる
食堂　（美和子）
　→　女主人公の部屋
井戸　亜璃沙
食堂　（美和子）ブランデーをもらう
テラス　（深紗緒）抜け穴の話を聞く
倉　→　抜け穴　→　人魚と会う
人魚とエッチ　薬と短剣をもらう
摩耶に薬を飲ませる
摩耶とエッチ

【　美和子　】
玄関ホール（女主人）幻の館の話
門　（深紗緒）
テラス　（雪菜）おびえて転ぶ　→　（美和子）フォロー
井戸（摩耶）吹っ切れた
食堂　物音がする
地下室　（美和子）泣いている
自室
地下室　物音がする「のぞく」→美和子がＳＭ
玄関ホール（女主人）
地下室　美和子がＳＭ
自室　（摩耶）気遣う
地下室　美和子がＳＭ
食堂　美和子とエッチ

【　深紗緒　】
自室　（美和子）元気になった？
門　（摩耶）大丈夫？
テラス　（深紗緒）心配してた
食堂　（摩耶）深紗緒を見なかった？
食堂　（美和子）深紗緒を見なかった？
門　（深紗緒）写真を返す
すべての場所　（深紗緒）見る、話す
門　深紗緒　疲れたと言う
木の上　深紗緒と一緒に落っこちる
自室　女主人と深紗緒
１Ｆバスルーム　「説明する」「おかしくない」を選択　深紗緒とエッチ

【　由羅　】
テラス　深紗緒
草山の部屋　草山
門　風の音がする
→土蔵　美和子　調べる
→土蔵の中　少女が鬼とエッチしている光景を見る
→テラス　摩耶
→土蔵の中　由羅が現れる
→テラス　女主人から由羅の過去を聞く　鍵をもらう
→土蔵の中　由羅　鬼が居るが勝てない
玄関ホール　摩耶　本を調べたらというアドバイス
書斎　本を調べる
自室　サイドテーブルからナイフを取り出す
１Ｆバスルーム　深紗緒
門　草山がおびえている
食堂　美和子　主人公を心配する
土蔵　女主人
→テラス　美和子　草山が追っ払う
→井戸　調べる
→土蔵　ナイフを使う
→玄関ホール　美和子と女主人
→裏庭　沙里
→１Ｆバスルーム　少女から「牙を引いてみる」を選択
→土蔵の中　鬼と対決
→土蔵の中　由羅とエッチ

【　沙里　】
食堂　美和子
玄関ホール　女主人　キスされる
摩耶の部屋　摩耶　ハンカチを返す
１Ｆバスルーム　深紗緒
テラス　雪菜　おびえている
裏庭　沙里
食堂　美和子
土蔵の中　由羅
自室　赤い月を見る
→裏庭　調べると花の下に鍵を見つける
１Ｆ左下の部屋　鍵を使い沙里の過去を知る
→裏庭　由羅
→テラス　雪菜と摩耶
→沙里の部屋　使う
→テラス
→裏庭　沙里に雪菜が吸血されている
裏庭　沙里とエッチ

【　雪菜　】
食堂　美和子
摩耶の部屋　女主人
草山の部屋　草山
２Ｆ上り階段　摩耶
門　深紗緒
裏庭　雪菜
井戸　雪菜
土蔵の中　由羅
裏庭　沙里
自室　雪菜
２Ｆ左上客室（２）深紗緒
雪菜の部屋　雪菜
食堂　摩耶
玄関ホール　狼がいる
１Ｆ左客室　赤ずきん
どこか３か所へ移動
自室　赤ずきん、女主人
食堂　赤ずきん、美和子に匿われる
→食料貯蔵庫　赤ずきんとエッチ

テラス　雪菜、草山、女主人
→自室　草山
→雪菜の部屋　雪菜が草山に襲われている
土蔵の中　由羅
裏庭　沙里
門　摩耶
どこか３か所へ移動
１Ｆ右客間（１９）　女主人
どこか３か所へ移動
女主人の部屋　深紗緒
どこか３か所へ移動
雪菜の部屋　美和子
２Ｆ上り階段（屋根裏部屋）雪菜とエッチ

【　亜璃沙　】
草山の部屋　美和子
玄関ホール　女主人
テラス　雪菜
土蔵の中　由羅
２Ｆ左客間（３）　フランス人形を調べる
書斎　本を読む　少女が来る
→廊下
→亜璃沙の部屋
→廊下
→亜璃沙の部屋
→テラス　「なめる」を選択
２Ｆ自室
２Ｆ左客間　オルゴールを調べて写真を取る
２Ｆ自室　調べる（何も発見できない）
美和子の部屋　部屋前で摩耶と会う
→自室
テラス　雪菜
門　深紗緒　鳥が巣立った
草山の部屋　美和子　草山が回復
土蔵の中　由羅　千羽鶴を折る
自室
玄関ホール　異音を聞く　→
美和子の部屋　※選択肢は「比べられるもんか」を選択
自室
書斎　写真と見比べて本棚の扉を見つける
亜璃沙の部屋　亜璃沙とエッチ

連れ出す女の子を選んでエンディング
　○沙里を選んだ場合、「人として」「魔として」の選択肢があり、エンディングが分岐する
　○女主人を選んだ場合、エッチシーン後に「館から出ていく」「館に残る」の選択肢があり、エンディングが分岐する
　○亜璃沙を選んだ場合、「連れ戻す」「このまま見守る（バッドエンドっぽい）」の選択肢があり、エンディングが分岐する

洋館　館内図
【　２Ｆ　】
草山の部屋　　上り階段　　　バスルーム

客間　　　　　　　　　　　　客間
　　　　　　　　　書斎
客間　　　　　　　　　　　　雪菜の部屋
フランス人形

深紗緒の部屋　　１Ｆ階段　　主人公の部屋


【　１Ｆ　】
女主人の部屋　地下室　　　　　バスルーム

　　　　　　　食堂
美和子の部屋　　　　　　　　　客間

沙里の部屋　　玄関ホール　　　摩耶の部屋

（参考文献）
・美少女ＡＤＶ必勝ガイド３　（メガストア編集部）
・攻略王　（オデッセウス）

（ゲーム評価）
・シナリオ：Ｂ　ＣＧ／音楽：Ｂ　システム：Ｃ　総合評価：Ｂ

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