天使たちの午後 ( JAST ジャスト )

発売:1985年11月 メディア:PC88(FD2枚組)
最終更新日 2018.08.08

−感想&攻略−
 「美少女ゲーム」というジャンルができる元となったパソコンゲーム初期の超有名作品。コマンド入力式のアドベンチャーゲーム。高校生である主人公が同じ学園に通う学園一の美少女「由美子」を何とか口説き落とそうと、周りの人から色々な情報をもらって彼女に近づいていくというストーリー。

 ゲーム開始時に「今、熱いおもいを込めて、あなたにおくるロマン・アドベンチャー!! 彼女たちはあなたを待っています。さあ、LET'S LOVE!!」というメッセージが出るが、入力する文字は「まり おかす」とか「ちち なめる」ばっかりでロマンの欠片も無い(笑) 1年後にリリースされたバージョンアップ版では同社のハードであるジャストサウンド対応になり音声出力が可能になっている。MSX版もあるが女の子が単色!で描かれている上、CGがかなり減らされ、受け付けてくれるコマンドも88版より少ないという散々な移植内容であった。

 余談であるが、このソフトは現在こそ当たり前のように行われているが、原画をスキャナーで取り込んで彩色するという手法を最初に採ったソフトである。発売元のJASTという会社は、元々計測機械を作るハードウェアメーカーであり、スキャナ等の開発も行っていた。そこで、自社のスキャナを販売促進する目的で、女の子の原画を自社のスキャナで取り込んで色を付けたソフトを販売したのがこの「天午後」であったようだ。

−詳細攻略−
【 スタート 】
( バージョンアップ版では冒頭で 「てんし」 と入力すると隠し画面が出る )
みぎ いく
めも とる
めも みる
うしろ いく
ひだり いく
ゆみこ みる
ひだり いく x2回
まり はなす x2回
ふく ぬがす
まり おかす
ちち もむ
かえる
いしい はなす
はいきんぐ いく
かえる
つくえ あける
まいこん つかう
へや でる
うえ いく
ふく ぬがす
へや でる
うしろ いく
こうえん いく
−−− 夜の公園 −−−
みぎ いく
あべっく はなす
ぶらんこ いく
まえ いく
くみ はなす
( ここでHすると攻略失敗 )
くみ わかれる ←可愛いのにもったいないのう…(溜息)
−−− ハイキング −−−
いしい はなす
はいきんぐ いく
ぼーと のる
ようこ みる
ようこ はなす
ようこ おかす
もどる
いしい はなす
もり いく
ようこ おかす
ほらあな はいる
ふく ぬがす
ほらあな でる
−−− 直子(石井の彼女)の家 −−−
なおこ はなす
なおこ みる
なおこ はなす
なおこ おかす x2回
−−− いよいよ由美子と −−−
まち いく
すなっく いく
ますたー はなす
でぃすこ いく
ゆみこ さがす
ゆみこ はなす
めも みせる
ほてる いく
ほてる はいる
( ここでフラグチェック ※ )
−−− ホテルで… −−−
しゃわー いく
ゆみこ おかす
ちち もむ
ちち さわる
ちち もむ
ちち さわる
ちち なめる
うしろ いく
ゆみこ はなす
ほてる でる
【 END 】

※ ホテルに入れない場合…
・机からお金を取らなかった
・久美とHしてしまった
・ソープランド(トルコ)に入ってお金を使った
・路地に入ってチンピラに絡まれた
・なおこに手を出しすぎた
・夜の繁華街で交番に2回行った

(参考文献)
・アソコンブックス42 JAST美少女わんだぁらんど (辰巳出版/1991)
・美少女パソコンブック (徳間コミュニケーションズ/1987)

(ゲーム評価)
・シナリオ:C CG/音楽:B システム:C 総合評価:C


天使たちの午後 番外編 ( JAST ジャスト )

発売:1985年12月 メディア:PC88(FD3枚組)
最終更新日 2018.08.08

−概要&感想−
 「天使たちの午後」で過激すぎて使えなかったHシーンのCGを集めたもの。アレンジのしすぎでオリジナルと全然似ていない(笑)
テンキーにCGが割り当てられているので、キーを押すとその数字に対応するCGが表示される(全部で10枚)。

(参考文献)
・美少女パソコンゲーム最前線パート1(辰巳出版)
・アソコンブックス42 JAST美少女わんだぁらんど (辰巳出版/1991)

(ゲーム評価)
・シナリオ:− CG/音楽:D システム:− 総合評価:D


天使たちの午後II 〜美奈子〜 ( JAST ジャスト )

発売:1987年10月 メディア:PC−88(FD3枚組)
最終更新日 2018.08.08

−概要&感想−
 「天使たちの午後」の続編。今度は柏木美奈子(17歳)という高校2年生の女の子がメインの話。期間は週末の土日の2日間で、彼女がレズったりナンパされたりと色々なストーリーが展開する。入力は前作と同じコマンド入力式だが、移動にカーソルキーが使えるようになったので操作性はかなりよくなっている。仮題は「聖名子」だったようだ。

−隠れCG−
 ドライブ1にディスク1を、ドライブ2にディスク3を入れると隠れCGが表示される。

−詳細攻略−
※ コマンド入力に詰まったら 「てんし はなす」 と入力すると進む。
□ 土曜日編
おなにー する
みなこ やめる
べっど でる



しょくじ する





きょうこ だく
みなこ やめる




しらべる からだ
しらべる からだ
はなす せんせい
はなす せんせい
はいる こうちょうしつ


はなす こずえ





いく ほけんしつ
ふく ぬぐ
べっど はいる
だく ひとみ
みなこ やめる
はなす れいこ
はなす れいこ
おかす れいこ
みなこ やめる
だく きょうこ
みなこ やめる
みなこ かえる


□ 日曜日編
#喫茶店からスタート 「あいす たべる」「ぬぐ したぎ」などなどが反応





はなす きょうこ
みせ でる


くるま のる
#乗るまでじゃんけんあり
きく なまえ
くるま おりる
しょくじ いく
きく きょうこ
きく きょうこ
きく しゅん
きく しゅん
みせ でる
はなす しゅん

#ホテルに入る
はなす しゅん
しゃわー いく
きすする しゅん
はなす しゅん
#オレ、バージンの子を探してたんだ、これからもつき合わない?とはなんちゅう言いぐさ!^^;
せっくす やめる
しらべる からだ
#「おもう みなこ」で「エヘヘ・・・・センチしてます。」というのがなかなか良いですね〜。
おりる みなこ



#喫茶店に入る

はなす みなこ

−話の内容が変わらなくなったら店を出る−
#あまりずっと居ると警察のチェックを受けゲームオーバー

そと でる
はなす こずえ
きく こずえ
まわり みる
きく れんたるーむ
いく れんたるーむ
だく こずえ
きすする こずえ
かんがえる こずえ
きく こずえ
きすする こずえ
だく こずえ
かんがえる こずえ
みなこ いく
<HAPPY END>

(参考文献)
・美少女ゲーム最前線PART2 (辰巳出版)
・アソコンブックス42 JAST美少女わんだぁらんど (辰巳出版/1991)

(ゲーム評価)
・シナリオ:C CG/音楽:C システム:C 総合評価:C


天使たちの午後II 番外編 ( JAST ジャスト )

発売:1988年11月 メディア:PC88(FD3枚組)
最終更新日 2018.08.08

−概要&感想−
 今回の主人公は、前作で美奈子のあこがれの先輩だった「柳沢 梢」の兄ヒロシ。ヒロシは義理の妹である梢と相思相愛の仲であったが、父親に5年間の海外出張を言い渡され、その事を梢に打ち明けることが出来ず悩んでいる。出発の日まで後一日…という所から始まるアドベンチャーゲーム。

 本作は「天使たちの午後2〜美奈子〜」の前日という時間設定であり、前作のアナザーストーリーという位置付けになっている。初代、前作はどちらかというとお気楽な行動主体のストーリーであるが、本作は一転してどシリアスな内容になっていて、主人公の焦り、ヒロインの主人公に寄せる一途な想いなどが秀逸に表現されている。切ない系のゲームのルーツと言えるかも知れない。「天使たちの午後」シリーズで最も良くできたストーリーは間違いなくこの作品だと私は思う。

−攻略指針−
 最大の難所が冒頭での母親との会話。一旦外に出てすぐに戻ると自分の名前を知ることができる。名前を知らないと学校に入れずバットエンド。なお、このストーリーは3つのエンディングがある。

−詳細攻略−
【 スタート 】
居間
・母親と一通り話す
・廊下に出る
廊下
・居間に戻る
居間
・母親から名前を呼ばれる「まだ起きていたのかい、ひろし!」
・養父の寝室に行く
養父の寝室
・養父と話して梢の事やバイオリンコンクールの話を聞く
・2階の自分の寝室へ行く
自分の寝室
・調べる→床 を2回繰り返して500円玉を発見する
・廊下に出る
廊下
・梢の部屋に行く を3回繰り返す
梢の部屋
・調べる→壁 で蛍光灯の存在を知る
・つける→蛍光灯
・近寄って梢を起こす
・一通り話しているとぬいぐるみと一緒のCGが出る
・話す→コンクールの事 で梢の母の事を聞く
・Hシーン
−−−−2日目−−−−
自分の寝室
・調べる→机 で20,500円を財布に入れる
・食堂に行く
食堂
・梢のことを考えて学校に行くことを思いつく
・コンクールの日程や飛行機の時間の事を聞く
・学校に行く
学校
・名前を言う→ひろし
(ここで偽名を語るとバッドエンド)
・行く→受付室
・考える→その他
・キスする→受付嬢
・襲う→受付嬢
(Hシーンの最中に話をして梢の教室の情報を得る)
・やめる→セックス
・2F→3Fへと移動
3F
・教室に行くで3年2組に行く
3年2組
・話を聞いて梢が音楽室にいることを聞く(※)
・Hシーンを最後までやる
(Hシーンをしないで教室から出ると1Fに行くという選択肢がのちに出てこない)
・2Fに行く
2F
・調べる→教室
・五月瞳先生と堀江玲子に会って話をする
・行く→廊下 で女子高校生の後ろ姿が見える
・行く→トイレ で待ち伏せする
2Fトイレ前
・安藤杏子と話を一通りする(※)
・触る→胸、襲う→女子高生 でトイレに連れ込む(☆)
・使う→500円玉
・話を一通りして音楽室が1Fにあること、美奈子が保健室に居ることを知る
・廊下に出て1Fに向かう
1F
・校長室に入ってコンクールと梢の話を聞く
・保健室に入る
・調べる→床 で誰かが居ることを知る
(ここで、調べる→棚 でクロロフォルムとワセリンが入手でき、美奈子にそれを使って襲うことが出来るが、原先生に踏み込まれてバッドエンドになる)
・美奈子の前で色々考えてから廊下に出る
廊下
・一通り「考える」をしておく
・調べる→左 で音楽室を発見する
・音楽室に入る
音楽室
・一通り考える
・打ち明ける→心 を2回選択してハッピーエンド
(「抱く」だと原先生に踏み込まれてバッドエンド、その他だとノーマルエンド)

(※)ここできちんと話を聞いてフラグを潰しておかないと、ラストでハッピーエンドにならない場合があるので注意。フラグを潰していると☆でトイレに連れ込んだ直後の杏子

(参考文献)
・アソコンブックス42 JAST美少女わんだぁらんど (辰巳出版/1991)

(ゲーム評価)
・シナリオ:A CG/音楽:B システム:B 総合評価:A


天使たちの午後III 〜リボン〜 ( JAST ジャスト )

発売:1989年11月 メディア:PC88(FD4枚組)
最終更新日 2018.08.08

−概要&感想−
 美少女ゲーム黎明期〜初期の定番「天使たちの午後」シリーズの3作目。今度の主人公は学校の新人教師で、生徒である【岡本 遙】と仲良くなることが目的。遙が出てくるのは主に後半からなのでヒロインとしての印象はイマイチ薄かったが、喫茶店でちょっと上目遣いにこちらを見ているシーンと、Hシーンの時に「先生・先生・先生…。」と呼びかける台詞はなかなか良いものであり、萌え度はそれなり。なお、このゲームもモザイクは無し。

−攻略指針−
 このゲームはマルチエンド(END数6個)であるが分岐は後半からであり、条件も割と分かりやすい。ハッピーエンドのポイントは保健室で藍沢先生から遙の悩み事を聞くところ。これを聞いておかないとアパートへ行く選択ができない。

−詳細攻略−
 「M.Kobayashi」さんという方から私が詰まっていた 【 END3 】 の攻略情報を頂きました。この場を借りて心よりお礼を申し上げます。

□ エンディング一覧 (振った番号は「美少女ソフト大全集」の攻略記事を参考)
【 END1 】 知香たちの子供がいっぱい
【 END2 】 少女誘拐監禁犯と間違えられる
【 END3 】 遙を乱暴後、公園で遙が涙する (最悪のバッドエンドとの事)
【 END4 】 遙が泣きながら走り去る
【 END5 】 藍沢先生と結婚
【 END6 】 ハッピーエンド (駆け落ち結婚)

□ 行動表
(自宅)
見る→時計
行く→学校

(商店街) 1)行く→駅→藍沢先生と話す
2)行く→弁当屋→知香たちと会う
3)行く→校門→遥と会う

(学校/職員室)
教頭先生と話す
他の先生の机を漁る→インスタント・カメラを見つける
とる→カメラ
「職員室のマスターキーは教頭先生の机の中にある」
探す→教頭先生
「教頭先生はさっき会議室のほうへ行ったぞ。」
行く→会議室→のぞく→会議室→使う→カメラ
(話す→教頭先生)x2回→言う→教頭先生
カギを借りる→職員室で「見る→教頭先生の机」でマスターキー取得
見る→藍沢先生の机
取る→手紙→読む→手紙→(1回目は拒否されるが)読む→手紙の内容が分かる

校長室に行く
探す→絵の裏→金庫
探す→植木の下→モニタの起動キー

使う→起動キー

使う→モニター
使う→更衣室
使う→グランド
行く→音楽室

(音楽室)
遥の悩みは言えないと言われる
藍沢先生とH
遥の悩みを聞き出す

行く→グランド
話す→遥
(グランド)
取る→ボール
なげる→遥

(保健室)
遥の弁当をもらって食べる

話す→遥で「今日先生のウチにいって食事を作ってくれる話になる」

(商店街で)
┏駅前に行く→藍沢先生に会う→マンションに行く→Hシーン→【 END5 】
┗見る→遙→考える→遙のこと→話す→遙→行く→公園→襲う→遙→【 END3 】
┗話す→遙→遥が帰ろうとする→言う→遥

┏アパートに帰る→知香たちとする→【 END1 】
┗追う→遥→駅前

(駅前)
行く→喫茶店
喫茶店を出る
┏彼女を家に帰す→【 END4 】
┗アパートに行く(遥の悩みを聞き出していないと連れてこれない)

(アパート)
先生は私を愛してくれますか?
┏好きじゃない→【 END2 】
┗好きだ→Hシーン

結婚してくれますか?
┏結婚する→【 END6 】
┗結婚しない→【 END2 】

(参考文献)
・美少女ソフト大全集 (徳間書店/1991)
・アソコンブックス42 JAST美少女わんだぁらんど (辰巳出版/1991)

(ゲーム評価)
・シナリオ:C CG/音楽:C システム:C 総合評価:C


天使たちの午後III 番外編 ( JAST ジャスト )

発売:1990年10月 メディア:PC−88版(FD?枚組)/PC−98版
最終更新日 2018.08.08

−概要&感想−
 登校中に見かけたお嬢様の「高円寺 瑠璃」サンを何とか口説き落とすのが目的のアドベンチャーゲーム。バイト先の店長さんがヒロインよりも気に入った(笑)

 なお、このゲームは1991年11月に起こったある事件により回収されたが、後に「反省版」として1993年に一部CGを変更した形で再リリースされている。キャッチコピーの「愛してるって言わない 好きなように楽しむの」はなかなかの名言(笑)

−攻略指針−
 基本的に一本道だが、あちこちにトラップがあるのでこまめにセーブしながらプレイすることが必要。もっとも、ゲームオーバーになった事はすぐわかるので攻略自体はそれほど難しくはない。なお、おそらく反省版も同一のシナリオだとは思うが、この攻略はオリジナル版(90年発売)でのプレイ結果である事に注意。

−詳細攻略−
−− ゲームスタート −−
【 学校 】
まずは学校に行ったら…

A)エスケープして屋上に行く→早乙女嵐子が居る

何度か話した後いきなり「する」→「SEX」でHシーン
※タバコを一緒に吸ってしまうとゲームオーバー

B)体育倉庫に行く→後輩の松田五月が居る

なわとびとラケットを見つけて渡すとHシーン

恭子ちゃんとお昼の食事

恭子ちゃんと一緒に帰宅しているときに拗ねているので、家に彼女を誘う→Hシーン

【 ケーキ屋のバイト 】

店長の内村香さんに話し掛けると「食料倉庫」に来てと言われる。

瑠璃さんが常連である事を聞き出すとHシーン

店内に戻って池野容子さんに話し掛けると「休憩だからたこやきを買ってきて」と言われる。

たこやきを買って容子さんに報告すると更衣室で食べようと言う

服を脱がす→キスをする→フェラ

店に戻って田畑圭子さんに話し掛けると、「後で店の裏に来て」と言われる。

店の裏でHシーン

店に戻って圭子さんに話し掛けると、瑠璃さんが来たことを告げられる

瑠璃さんのことを聞き出した後、デートに誘うx2

【 デート 】

☆ デートは「ライブ」にする(駅前で話しているうちに選択肢が出現する)

瑠璃さんを何度か見ていると2人組にからまれているので、テキトーに殴って撃退

話したり見たりしていると「私…今日はずっといっしょに…いたい…な…(ハート)」と言われた後「する」という選択肢が出現するのでOKすると行き先に「ホテル」の選択肢が現れる。あとはHシーンだけ。
−− HAPPY END −−

(参考文献)
・アソコンブックス42 JAST美少女わんだぁらんど (辰巳出版/1991)

(ゲーム評価)
・シナリオ:B CG/音楽:A システム:C 総合評価:B


天使たちの午後IV 〜ゆう子〜 ( JAST ジャスト )

発売:1991年 メディア:PC-98(FD2枚組)
最終更新日 2018.08.08

−概要&感想−
 名門校であるここソフィア学園では、夜な夜な女子寮の生徒が徘徊するという怪事件が発生していた。主人公は親戚である校長からその調査を頼まれ、赴任して3ヶ月目の独身教師。主人公はクラスの生徒である祐子の手引きで女子寮に潜入し、怪しい倉庫に向かうのであった…というストーリーのアドベンチャーゲーム。

 前作までは恋愛を中心にしたストーリーであったが、この作品はサスペンスタッチになっていて、謎解きがメインになっている。余計なHシーンをやってしまうとバットエンド直行という本シリーズの特徴は相変わらず健在なので、セーブ・ロードを駆使してHシーンを見る必要がある。なお、この作品にもモザイクが掛かっていないのでそのものズバリのCGが楽しめる(そのせいで販売中止になったけど…)。ヒロインの祐子ちゃん(特にブルマ姿)が可愛い〜。シナリオはかなり強引で、よく分からないうちにどんどん事件が展開していつの間にか解決しているので、頭を悩ませるような箇所は全くない。かなり物足りない気がするが、ま、JASTだとこんなもんだろう(笑)

 ゲームシステム周りは進化が見られ、今回の作品からようやくマウスが利用可能になり、操作性が以前より快適になった。また、BGMや会話効果音のON/OFFが搭載されたのも歓迎したい(シフトキーを押すと設定変更できる)。しかし、問題はある順番にコマンドを選択しないとダメなシーンがあること(=順列組み合わせ)。これは外見からは全く類推できないので非常にストレスがたまる。ただし、メッセージスピードの設定を変えることによって抜けられるようなので、詰まったと思ったらメッセージスピードを変えてみるというのも手。HDDに対応してくれないのも残念。

−攻略−
Hシーンの前にはセーブしておく事。

【 スタート 】
校長室で会話する
(肖像画と観葉植物をチェック)

生徒会室で生徒会長と副会長から話を聞く
・旧校舎の臭いの件
・真夜中の足音

廊下を見る→廊下に出る

野々村祐子と会話
・友人が変になった

行く→ソフィア寮

夜のソフィア寮前
(ここで202以外の部屋へ行ってHするとバッドエンド)

窓に石をぶつけて祐子を呼ぶ

非常口へ向かうとブルマ姿の祐子が…(何故に…?)

祐子と話して202号室へ向かう

祐子の部屋で一通り話す
(ここでルームメイトに手を出してしまうとバットエンド)

行く→倉庫

調べる→祐子
で祐子から倉庫の鍵をもらう

倉庫の中へ入る

前と右を調べた後、左の書庫を調べる

本棚を調べ「天国への階段」という本を読む

時計台へ向かう(強制イベント)

時計台に入る

中を調べていると人影が…

鍵とペンダントを拾う

祐子を送る
(誘うと祐子とHできるがバッドエンド)

主人公の部屋の中

見取り図を読む

婚約者の瞳が来る

瞳とHシーン

食事をした後でベットへ行く

翌日、同僚の先生達と話す

職員室で祐子と会う

倉庫で本棚を探す

地下へ降りる石段を見つける

行く→前

逃げる→左 (祐子のアドバイス?に従う)

行く→左

化学室に出る

紙切れをポケットに入れる

奥に行く

薬を注射されている女生徒を見る

行く→廊下

喫茶店で内山亜紀に会う
( ※ 内山亜紀はエロ漫画で有名な漫画家 )

ホテルに行く

亜紀とHして情報をもらう

ペンダントを装備して迷宮に行く
(ペンダントを装備しないで行くと祐子陵辱シーンあり)

【 エンディング 】

(参考文献)
・美少女パソコンゲーム大研究'90〜92総集編 上巻 (三和出版/1993)
・アソコンブックス42 JAST美少女わんだぁらんど (辰巳出版/1991)

(ゲーム評価)
・シナリオ:B CG/音楽:C システム:C 総合評価:C


天使たちの午後X 〜狙われた天使〜 ( JAST ジャスト )

発売:1992年 メディア:PC-98(FD5枚組)
最終更新日 2018.08.08

−概要&感想−
 今度の主人公は売れっ子歌手の恋人兼プロデューサー。彼が企画したライブ会場で知り合いが射殺されるという事件が発生してしまい、ライブがぶち壊しになってしまった。警察から根ほり葉ほり質問を受けているうち、自分でも事件を調べてみようという気になり、被害者の周囲から聞き込みを始めるのであった…というサスペンスタッチのストーリー。主人公が事件を調査する理由がいまいち弱いので、調査にかこつけて女の子を口説いているようにしか見えない。女の子とHしているうちにいつの間にか事件の真相に迫ってなおかつ解決してしまうというシナリオの安易さは前作をしっかりと世襲している。また、某事件の影響からか、天午後シリーズのウリであった過激なCGが完璧に影を潜めてしまい、実におとなしくなってしまったのが非常に残念。ちなみに射殺されたのは男であり、途中で襲撃されるのも主人公の行動が原因なので、サブタイトルの「狙われた天使」というフレーズにはちょっと首を傾げたくなる。狙われているのは男なのに…^^;

−攻略−
 あるコマンドを選択しておかないとバッドエンドコースに乗ってしまうので、変わったコマンド(鍵を渡すとか封筒を渡すetc)が出てきたら選択する。バッドエンドコースでしか見られないHシーンやCGが結構あるので、セーブ・ロードを駆使してCGを回収しよう。下記に示す攻略は主なコマンドだけを載せているので、LOOKやSPEAKも適時選択してください。ただし「犯す」コマンドは速攻でバッドエンドコースに行ってしまうので、選択する前にセーブしておくこと。ハッピーエンドに至るコースには選択のしかたによって下記に示した以外のイベントも起きるらしいので、その際は自力で解くこと。

【 スタート 】
・事件現場 警官がいる
ACTION 左へ行く

・事情聴取
ACTION 美衣の部屋へ

・美衣の部屋
ACTION 香織の部屋へ

・香織の部屋
ACTION 舞台の袖

・舞台の袖 (部下がいるので話す)
ACTION 楽屋裏
・楽屋裏 (グラスオニオンのメンバーがいる)

〜事情聴取の場所へ移動する〜

・事情聴取
ACTION 企画室

・企画室 (メンバーと美衣がいる)
SPEAK 美衣 で鍵の話が出る
ACTION 鍵を渡す (重要コマンド)
ACTION 出る

・受付
SPEAK で食事 → ベッドでHシーン
( ACTION 行く→触る→犯す→犯す→犯す でもCGが異なるHシーンになるがこちらはバッドエンドになる )

・図書館前

ACTION 行く

・図書館の受付

SPEAK で飛行機事故の話
ACTION 本 で資料をもらう
LOOK 資料 で中身が読める

資料をもらったらHシーン

・学校の廊下

双葉さんと会う
ACTION 鍵を渡す (重要コマンド)
ACTION 行く

・ロッカー
ACTION ロッカーを開ける
LOOK ロッカーの中
LOOK 封筒の中身
LOOK 張り紙
ACTION 行く

・教室

美樹が倒れている( 双葉が怒っているようにしか見えない… )
ACTION 頬を叩く
ACTION ジャケットを貸す

・喫茶店

双葉さんと会話
ACTION 双葉さんに謝る
ACTION 封筒を渡す X3回 で銃弾が…
ACTION 出る

・双葉のマンション

ACTION 双葉をなぐさめる
ACTION 飲む X2回
ACTION 愛をささやく
SPEAK 双葉 X3回
ACTION 双葉をなぐさめる

双葉とHシーン

( ※ 犯す コマンドを選ぶとHシーンがすっ飛ばされるので注意 )

Hシーンの最中に男達が…

SPEAK 双葉
ACTION おとなしく従う

・倉庫

ACTION 様子をうかがうX3回
ACTION 腕をふりほどく
ACTION 抱きしめるX2回
LOOK 荷物 X2回
ACTION 様子をうかがう
ACTION 荷物を投げる
図書館の女の子が助けに入る
LOOK 服X2回 で麻薬を棄てる
ACTION 立ち上がる

・病院

LOOK 室内
ACTION 右へ行く
SPEAK 刑事
ACTION 封筒を渡す
ACTION 立ち上がる

・看護婦さん

ACTION キスをする

看護婦さんとHシーン

・道路

美衣と会う
SPEAK 美衣

・喫茶店

SPEAK 女子高生
ACTION 行く で香織の元へ
ACTION 追いかける(→※)
店の前に男がいる
ACTION 後をついていく

・春日部邸前

ACTION 行く

・春日部邸内

LOOK 壁 X2回 で物音を聞く
ACTION ドアを開ける
全裸の女の子がベッドにいる
SPEAK 女 X4回
ACTION 出る
春日部と対決
写真を見てから十郎と会話
ACTION 写真を奪う
絶体絶命
警察が来る
ACTION 出る

・ライブ再び

美衣とHシーン

【 ハッピーエンド 】
(※ 美衣を追いかけないで香織と飲みつづけると公園で香織とHシーンになるが、ラストで殺されてしまう )

(参考文献)
・美少女のゲーム攻略!ガイド (パラダイム 編/1993)

(ゲーム評価)
・シナリオ:C CG/音楽:C システム:C 総合評価:C


天使たちの午後 〜転校生〜 ( JAST ジャスト )

発売:1995年 メディア:PC−98(FD4枚組)
最終更新日 2019.07.07

−概要&感想−
 主人公「隼人」は女好きの高校生。デートの待ち合わせのため電車に乗ったところ、男と言い争っている可愛い女の子を見つけ、男に殴られるものの(一応)女の子を救い出した。その時は名前も聞けないままであったが、彼女は主人公と同じクラスに転入してくる。早速彼女に話し掛けてみたものの、彼女は何か思い悩んでいるようであった。更に、主人公の幼馴染み「素香」も何か悩み事があるらしい。彼女の周囲を調べていくと、どうやら彼女たちは誰かに脅されているらしいことが判ったのだった・・・というストーリーのアドベンチャーゲーム。

 美少女マンガで有名な「花屋敷ぼたん」さんの原画が目を引くが、塗りがペタッとしていてイマイチ見栄えがしない。シナリオもJASTのゲームらしく(?)取って付けたようなもので、どう見ても先に原画があって、それに合わせてシナリオを繋げたような構成で、脈絡のないエッチシーン(笑)が最初から最後まで続く。冒頭の占い師も攻略難易度が上昇するだけで何の意味もなく、95年発売のゲームでは「誘惑」(T2)と並ぶトホホな出来。

 また、¥1,500のお楽しみディスクを通販で購入しないとCGモードやミュージックモードが無いというのはいくらなんでもあんまりでなかろうか(当然購入せず)。余談ではあるが、お楽しみディスクのお知らせの中で「おまけディスクを購入されると以下の素晴らしい特権がつきます。」という誤字には不覚にも笑ってしまった。特権って一体(笑)

−詳細攻略−
 基本的には一本道のストーリーであるが、冒頭の占い師の質問にどう答えるかによってHシーンが飛ばされたり、尻切れトンボで終わってしまうキャラがいる。攻略に注意するところは以下のとおり。

 1)占い師の2番目の質問を「暗いところ」にすると、輝美が路地裏で陵辱。「明るいところ」にするとホテルでエッチ。

 2)「橋本梢」と「内海千絵」のエッチシーンを見るためには、占い師の質問5と質問8をそれぞれ「内気な娘」&「愛情」、もしくは「明るい娘」&「友情」の組合せにする。

 3)ファーストフードの娘「広瀬奈々」とのエッチシーンを見るためには、占い師の質問5と質問8をそれぞれ「明るい娘」「愛情」にすれば、理左とのデートの前にファーストフード店で彼女と会うことができる。したがって、「橋本梢」「内海千絵」とは排他関係となってしまうので、少なくとも2回リプレイすることが必要。なお、広瀬奈々と橋本&内海ペアのエッチシーンは、広瀬奈々のほうが後になるため、効率を考えると広瀬奈々をメインルートでプレイして、橋本&内海ペアをリプレイ用にしたほうが良いと思われる。

 4)「工藤 理佐」との2回目のデートで、映画館の中で「いたずらをする」と理左とのエッチシーンとなる。「映画を見る」と、理左とのエッチシーンは飛ばされるが、後にあずさの部屋で4Pシーンがある。セーブ/ロードで対応可能。

【 占い師の質問 】
1)どちらが好きか? 年上 / 年下
2)2人きりのとき  暗いところ / 明るいところ
3)Hをして泣かせた? ない / ある
4)髪の長さ 長い / 短い
5)どっちがいいか? 内気な娘 / 明るい娘
6)生涯愛せる? できない / できる
7)どちらを取るか? 義理 / 欲望
8)どちらを優先? 友情 / 愛情
9)困ってたら? 助けない / 助ける
10)どちらが大事? 金 / 

【 スタート 】
駅→電車内
探す→女の子を何度か選択
駅構内「助ける」を選択
行く→レストラン→公園(輝美)
公園で輝美とHシーン(占い師の2番目の質問を「暗いところ」にすると路地裏に行き輝美が陵辱される)
ホテルへ行く
ホテルで輝美とH
自宅に戻る
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自宅(素香)
電車
教室(鹿島志帆を紹介される)
音楽室→教室(素香)→音楽室(志帆)→教室(素香)→美術室(美香)→教室(素香)→屋上(哲也)
教室(素香)→自宅
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自宅(素香)
電車
教室
美術室(美香)
音楽室→屋上(哲也&志帆)
体育準備室(橋本梢とエッチ/質問5と質問8をそれぞれ「内気な娘」&「愛情」、もしくは「明るい娘」&「友情」の組合せにしないと出てこない)
更衣室「教育する」(内海千絵とエッチ/橋本梢とエッチしていないと出てこない)
自宅
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自宅→電車→教室
美術室(美香)
音楽室(志帆)
教室(哲也)
屋上(素香)
教室→自宅
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自宅(「寝る」を選んでしまうとファーストフードの選択が出てこなくなるので注意)
考える→デートする娘
借りる→金 ×2回選択
着替える
行く→駅
○×駅前
(占い師の選択によって「ファーストフード」が選択肢に出現)
行く→ファーストフード
ファーストフード(広瀬奈々)
追いかける
追いかける
奈々とエッチ

○×駅前(工藤 理佐)
映画館→喫茶店(日曜日に約束)
美香先生を送る
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自宅→電車→教室
美術室(美香)
音楽室(志帆)
屋上(素香)日曜日に約束
美術室(美香)
−−−−−−−−−−−−−
自宅→○×駅(工藤 理佐)
映画を見る/いたずらをする(※セーブポイント)
(「映画を見る」を選ぶとあずさの部屋で4P)
(「いたずらをする」を選ぶと理左と映画館でエッチ)
映画館前(哲也&あずさ)
あずさの部屋
(※映画館で「映画を見る」を選ぶと隼人&理左&哲也&あずさの4P)
素香とホテルでエッチ
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自宅→電車→教室
美術室(美香先生とエッチ)
音楽室(志帆)
「行く」→「街」
哲也&あずさと公園へ
公園(素香)
あずさの部屋
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自宅→電車→喫茶店→イメクラ(静香)
イメクラ(静香とエッチ)
−−−−−−−−−−−−−
自宅→電車→コンビニ(レナ)
「買う」→「使い捨てカメラ」(←重要アイテム)
喫茶店→レナの家
志帆のことについて聞く
レナとエッチ
イメクラ(静香)
あずさに電話
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自宅→電車→喫茶店(理左)
駅前→公園(素香)
ランパブ
指名する→あけみ
飲み比べで負ける
あずさの部屋
−−−−−−−−−−−−−
自宅→電車→ランパブ
指名する→あけみ
飲み比べで勝つ
あけみの部屋(あけみとエッチ)
あずさの部屋(あずさ&素香&哲也)
自室(素香)
−−−−−−−−−−−−−
あずさの部屋
ひろし&素香(「殴りかかる」を2回選ぶとゲームオーバー)
ひろしの部屋(「殴る」で3人が陵辱されゲームオーバー)
使う→カメラ
殴る
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音楽室で志帆とエッチ
−−−−−−−−−−−−−
志帆の家で志帆とエッチ
【 ENDING 】

(参考文献)
・美少女AVG必勝ガイド (メガストア編集部/1996)

(ゲーム評価)
・シナリオ:E CG/音楽:D システム:D 総合評価:D



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